先週の金曜日、患者様がご自宅へ退院されました
主治医は四十坊院長
退院前日から「安静第一、安静第一…」
と、なにやら呪文のようにつぶやいていた四十坊先生。
「なんのことですか？」と尋ねたら、
患者様がご自宅で無理をしないように
紙に「安静第一」と書いて持たせてあげたい、とのこと

「筆ペンないかなー」と探し歩く院長。ようやく医事課で筆ペンをゲット
何枚かの下書きの後、淡い水色の紙に完成させた「安静第一」
患者様も喜んでくれたようです



心をこめで書きました　by四十坊克也



勢い余って(?)こんなﾊﾟｰジョンも作ってみました

昨日は３日遅れでホスピスの「ひなまつり」がありました
「ひな飾りを片付けるのが遅れると女の子の結婚が遅くなる」
…なんてよく言いますが、ホスピスの生き雛さまは、
無事にお内裏様にお嫁に行けたようです

ホスピスでは年間６回のイベントがあります。
（節分・ひな祭り・花見・七夕・お月見・クリスマス）
『コスプレ度』ではナンバーワンと噂される（？）このひなまつりの会。
今回は準備段階からの写真をお伝えします

今回もお内裏様は…四十坊院長です。
そして主役のお雛様の座を射止めた？のは…小澤看護師です
二人とも３０分前からお着替え＆メイクの準備に入りました



こちらがおひなさまの打ち掛け。
本当の結婚式に使われたと思われ
中古ではありますがゴージャスです



着付けの資格を持つボランティア「せら」の山下さん指導のもと、
着々と着付けられていく小澤さん。
このままお出かけできそうなくらいピンク色がよく似合っています



帯を結ばれるお雛様…越しの四十坊院長です



白い下地と明るい色のファンデを塗るだけで
先生の顔はどんどん白くなっていき…



こ…これは…誰？？



一方、お雛さまは打ち掛けを羽織って一層素敵になっていました



「せら」さんお手製のカツラをつけて紅を引けば…



平安時代から蘇った
お雛様＆御内裏さまの完成です～



「姫よ、皆の待つデイルームへ参るのじゃ」
なんて会話を交わしていたかは不明ですが、
二人仲良くデイルームへ向かいました



お内裏様＆お雛様の登場に「オオー！」とどよめく患者様達。
甘酒やジュースで乾杯をして写真撮影会となりました。




ひなあられや桜餅、甘酒など
ひなまつり気分を盛り上げるお菓子が一杯
歌も歌って話もはずんで楽しい会となりました。



会が終わり平安絵巻の世界へ再びタイムスリップ

着物を着ていた時間は１時間くらいだったのですが、
背中がなんだかお疲れの二人…
慣れない着物姿、疲れますよね～

お二人＆ボランティア「せら」の皆さんのおかげで
患者さんも私達も楽しい会となりました。

お疲れさまでした～

あっ…と言う間に３月です。
１・２・３月はあっという間に過ぎ去るといいますが、本当にあっという間です。
気づいたらひな祭りが過ぎていました…
「ホスピスのひな飾りを紹介するのを忘れてた！」と思った私ですが、でも大丈夫。
なぜならホスピスの「ひなまつりの会」はちょっと遅れて明日なんです

というわけで、病棟の「おひなさまコレクション」の紹介です

詰所の入り口です。かわいい手ぬぐいがポイントです

廊下の飾りつけです嫁入り道具も揃っています

エレベーター前の飾りつけです。
いつもの和菓子屋さんの前にはいつものウサギとヒヨコ…

ではない誰かが座っています



かわいいお内裏様とお雛様がチラシ寿司を食べていました

こちらの雛段。近づいてみると…



落花生で出来ているのわかりますか？？



そしてこちらが明日の招待状です
菱餅型がとってもキュートです



開いたところです。



おみくじシール付の招待状。
先週金曜日の前野副理事長の回診でDr達に配ってもらいました
あけてみると…「大吉」「超大吉」「特大吉」「最高大吉」
どれも大吉ばかりだったようで、
「わー最高大吉ー」という喜びの声が
受付まで響いていてとっても盛り上がったようです。

明日がホスピスの「ひなまつり」
楽しみにしてくださる患者様も多いようなので、
皆さんに喜んで頂けるといいなーと思います